風水占い

◆風水とは・・・・・
風水では都市や住居(すなわち生者の居住空間)を「陽宅(ようたく)」、墳墓(すなわち死者の居住空間)を「陰宅(いんたく)」と呼んで区別している。そのよろしきを得れば、死者は永く幸を受け、生者はその子孫繁栄するという。

陰宅風水は『葬書』において理論化され、のちに陽宅風水にも大きな影響を与えるようになった。巒頭において山脈(風水では「龍脈」と言う)の気を受け継いで集中する「穴」(いわゆるパワースポット)の位置が重要視されるように、陰宅風水においては先祖の墓が先祖代々の気を受け継ぐ「穴」とされ、陰宅を正しい位置に設置すると、陰宅から流れる気が陽宅を栄えさせるという。

なお、現代の中国人社会では、風水はもっぱら墓相や墓そのものの意味に使われることが多い。[要出典]『葬書』によるイメージが根強いためとも考えられる。ただし現代の大都会や日本では「穴」だからと言ってもどこでも勝手に墓地を作れるわけでは無いので、陽宅風水の方が盛んである。
陽宅三要
陽宅風水の代表である八宅派風水で最も重視される「陽宅三要」の内訳は「門・房・炉」の三項目である。
【門】 玄関である。吉方に配置するほうが良く、家に入って来た良い気が逃げないようにする。
【房】 寝室である。吉方に配置するほうが良いが、最大吉方に配置すると気がみなぎり過ぎて落ち着かなるので良くない。
【炉】 キッチンである。家に入って来た悪い気を燃やすことから凶方に配置するほうが良い。

方位の吉凶は家全体の重心(太極)、次いで部屋ごとの重心(小太極)を基準に決められ、複数階の家の場合は階ごとに太極が取られる。「陽宅三要」以外では、リビングなどは吉方に配置され、火は悪い気を燃やす、トイレやバスルームなどの水回りは悪い気を流し去るので凶方に配置される。
陽宅風水にも巒頭と理気の理論がそのまま当てはめられる。現代の大都会でもそのまま当てはめられ、例えばフロアの重心を「太極」とし、高層ビルを「砂」や「案山」とし、電柱を「形殺」とし、ガスコンロや電子レンジを「火」とする。

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